夏の季節感を味わえる、夏の花や景色、風俗など、近世・近現代の画家たちが各々の彩管ふるった作品を展観。日本画、洋画それぞれのジャンルでのみどころをピックアップしました。
【日本画】
小茂田青樹『村道』…村の小道を散歩するふたりの童子が愛らしい、穏やかな武州の村の夏風景。緻密に描かれた木々や草原、小川がなんともやさしく美しい、現在も高い評価を得ている、再興院展出品作品です。伊東深水『母子図(下絵屏風)』…2009年収蔵、初公開作品。薄地の着物の母娘が楽しそうに寄り添う姿と庭に咲く朝顔が、爽やかな夏の風情を感じさせてくれます。画家の実力を存分に堪能できる下絵ならではの魅力ある作品です。
【洋 画】
オーギュスト・ルノワール『読書する少女』…草原に横たわり、穏やかに読書を楽しむ少女の姿が気品にあふれ、美しい。小品ながら、ルノワール独特のやわらかな色彩を堪能できる逸品です。
【その他】
1F第3展示室では、菱田春草、小林古径ら著名画家たちが描いた夏の風物詩「朝顔」の競演をご覧いただけます。それぞれに美しい朝顔をお楽しみください。
伊東深水『母子図(下絵屏風)』
午前9時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)
■和田三造……「南洋風景」
※都合により展示期間、展示品、列品解説の予定を一部変更することがございます。
(展示期間:2010年9月1日〜2010年11月28日)